あの蒼穹の向こう側へ 〜To me of the future〜
広がる蒼穹、流れていく雲と風。
そして、限りなく広がっていそうな草原。 そんな絵画に描かれたような場所にいるのは、 真っ白な花と、真っ白な蝶の羽を持つ少年。 生まれながらにしてたったひとりだったことが同じであるふたり。 片や、世界を見たいと望みながら、動くことが叶わない花。 片や、広い世界に飛び立てる羽を持ちながら、恐怖で其の場を動けない蝶。 −−−−−せめて蝶たる少年が飛び立つことが出来たら・・・ 花の強い思いは、動かなかった蝶たる少年の羽を動かす鍵となった。 『あの蒼穹の向こう側へ、飛んでいきたい・・・』 そんな少年の言葉を、其処にいる誰もが喜んだ。 いつも何も言わずに見守っているだけの蒼穹でさえ・・。 これは、蒼穹の向こう側を目指す蝶たる少年の、飛び立つ切欠となった物語。 ◇
CD詳細
All Music Produced & Song : 謳里奏 All Illustration & Design : ねこり夕丸さま SITE『蜂蜜水と熱気球』 PRICE : \900 (税込) / (イベント売り分 : \700) 2006.9.17 発売 初回発行部数 : 50枚 先着5名様(イベント売り分5名様・通販売り分5名様)特典 : CDの元となったShort Storyをイメージした手作りブレスレット ブックレット : 表紙+裏表紙フルカラー/本文(P10)二色刷り CD盤面 : 二色刷り CDケース : 10mmクリアケース使用/キャラメル包装済 その他 : オビ付(フルカラー) -----------------------------* CDの元となったShort Story → [ あの蒼穹の向こう側へ ] + 話に登場するキャラクター(言葉)の示すもの + [ 白い蝶の羽が背にある少年 ] 広い草原に、たったひとりで感情をもって生まれてきたということと、自分と同じような姿のものたちがいなかったことが原因となり、生まれた場所から離れることが出来ずにいる。 ↓
居心地のいい場所に慣れすぎて、本当にしたいことがあったとしても怖くて一歩も踏み出せなかった私。[ 広い草原に一輪だけ咲く白い花 ] 蝶たる少年の親的存在。 自分も生まれたときはたったひとりだったこと、日々変わる風や雲の話を聞くことで見てみたいと思った世界の話、といろんなことを話す。 自分の下から離れられずにいる蝶たる少年の飛び立ちを誰よりも望んだキャラクター。 ↓
私が作曲を始める切欠を与えてくれた人たち。そして、作曲というある意味未知の世界を見てみたいと思った私の思い。[ 日々変わっていく風と雲 ] 生まれたときからひとりだった花や蝶たる少年に自分たちの見てきた世界を話す、この話の中で結構重要な位置にいる脇役。 ↓
作曲を本格的にしていこうという気持ちを間接的に与えてくれた、私が音楽家として尊敬している人たち。[ 蒼穹 ] 深く鮮やかな蒼色をした空。いつも、ただ静かに世界を見下ろしているだけで、話の中では目立った出番がない。しかし、風や雲と共に、蝶たる少年に目指すべきところを示している存在。 ↓
'06.8.10付で閉鎖したサイトを通じて知り合った大切な友だちとのオフ会で見た、地元では見られない広い空を見たときの感動のように、誰かが何かを感じてくれる曲作りが出来るようになりたい、という最終的に私が目指す場所。[ 白 ] 何かに染まる前の色として選んだ色。 [ 蝶 ] 蝶が飛ぶ様がひらひらと僅かに上下しているように見えるところから、気持ちの揺れ動きを表している。 |